#1084
巻頭特集

記事を
ブックマークする

紅林弘太郎は掴みかけている「ヘッドが走る」感覚を発揮、“壁”を揺さぶった佐藤輝明の機動力<日本S第6戦のキーマン>

2023/11/12
日本シリーズ第6戦。この試合において両軍のキーマンになった選手をピックアップする。

紅林弘太郎『「やっと」の3番起用で躍動』

 中嶋聡監督は試合後、冗談めかして言った。

「やっちゃいけないことやったのかなと思ったんですけど、なかなかいい仕事しましたね」

 今シリーズ初めて3番に起用した紅林弘太郎のことだ。2-1という緊迫した展開の中、本来の投球を取り戻し始めた山本由伸に強力な援護となる2点本塁打を放った。

「なんか、ペンッて感じ。クイッて感じ。ヘッドが走った感じです」

 紅林は独特な表現で振り返ったが、「ヘッドが走る」感覚は今季掴みかけているものだ。

「ホームランの時って、ヘッドが、力を入れなくてもスカーンと抜けるというか、走る感覚があるので、それを出せる回数を増やしていきたい。そうしたらホームラン数も勝手に増えてくると思うので」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事