3年前の6月、投げた瞬間、右ヒジを襲ったイヤな感覚は、今でも西野勇士の記憶にこびりついている。
「ブチッという感覚より、ヒジに何かが引っ掛かったなという……ボコッという感じを覚えています。そうしたら、緩んだままの靱帯を支えて頑張っていた浅指屈筋が肉離れを起こしていました。これはもう手術するしかないとすぐに覚悟しました」
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた2020年の6月、ドラゴンズとの練習試合に登板した西野は大島洋平と対峙してアウトコースへストレートを投げた。その瞬間、西野の右ヒジが悲鳴を上げたのだ。
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photograph by KYODO