ツインズ、エンゼルスなどで活躍した名外野手、トリー・ハンター。通算2452安打を放った彼は19年間の現役生活で17人もの日本人投手と対戦し、その共通する特徴として“nibble”を挙げています。
“nibble”とはパンなどを端から「少しずつかじる」こと。つまり、ストライクゾーンぎりぎりにボールを出し入れする、という意味です。ハンターの時代は上原浩治や岩隈久志のように、それほど球威がなくとも、丁寧にコーナーを突いて勝負する投手が活躍していた頃でもありました。
同じ意味としては“paint the black”という言い回しもあります。あまり知られていないですが、ホームベースはアンツーカーとの境目にあたる縁の部分が黒くなっています。つまり両サイドの黒い部分を塗りつぶしていく=コーナーを突く、ということですね。
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photograph by Nanae Suzuki