#1069

記事を
ブックマークする

得点インフレが止まらない。NBAの急激な高得点化の理由とは。

2月24日のキングスvs.クリッパーズ。両チームあわせて44本の3ポイントシュートは、NBA最多記録に並んだ

 今季のNBAでは得点のインフレーションが起きている。たとえば、2月24日のサクラメント・キングス対ロサンゼルス・クリッパーズは176対175でキングスが勝利。両チームの得点合計351点はNBA史上2番目の記録だった。その2日後には、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)がNBA史上8番目の高得点、71点をたたき出している。

 1月にはドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)も71点をあげている。同じシーズンに複数の選手が70点以上を記録したのはNBA史上でも初めてのことだ。6年前にはデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)も70点を記録しており、リーグ史上8人しかいない70点以上をあげた選手のうち、3人が現役選手というのも目を引く。

 高得点の試合や選手を見て「ノーディフェンスの打ち合いだ」と嘆く古参ファンもいる。176点を取ったキングスのヘッドコーチ、マイク・ブラウンも、ディフェンス重視のコーチだけに、冗談半分で「こういう試合が普通になったら頭痛薬の量を増やさなければ」と苦笑する。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事