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「小林薫さんが30年近くオーナーで…」佐藤浩市が語る“競馬とドラマ”の共通点、そして“慢心”が生んだ落馬事故「そのまま病院送りです」【特別インタビュー】
2025/10/12
TBS系日曜劇場で馬主を演じる名俳優。乗馬に慣れ親しむ中で、時には命も落としかねないほど危険な思いも経験してきた。人間の思惑通りにはいかない馬との距離感を掴み、そこで得た人馬への畏敬の念が、今回のドラマにも深みを与えてくれる。(原題:[特別インタビュー]佐藤浩市「競馬もドラマもチームプレー」)
写真撮影のため、蛍光灯の灯りを落とすと、そこに浮かび上がったのは、まぎれもない「馬主」の姿だった。
白髪は年齢を重ねることの尊さを感じさせ、シャツの下にはメンテナンスを怠らない肉体が隠されている。そして顔に刻まれた年輪は深く、歓喜に浸った時間もあれば、辛酸を嘗めてきた時間も同様にあったことを想像できた。
俳優、佐藤浩市。圧倒的な存在感が部屋に充ちる。
10月12日からTBS系で放送される日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」。競馬の世界を舞台としたドラマで、佐藤さんは馬主役を演じる。
「山王耕造。これが今回の役名です。名は体を表すがごとく、僕らが生きてきた昭和の価値観のなかで生きてきた男です。ある種の尊大さがあって、昔気質。今の時代、そうしたタイプの人間は迷惑がられ、時代に即していないと見なすこともできるでしょう。それでもひじょうに情熱がある男です。演じていくなかでひとつ、ふたつ、みなさんにとって魅力ある瞬間が生まれるようにしたいと思っています」

「週末になるとよく渋谷の場外馬券場に行ってました」
佐藤さんと競馬の縁は深く、自らも馬券を買い、楽しんだ時期もあった。
「特に20代前半の頃は、週末になるとよく渋谷の場外馬券場に行ってました。そこに行けば顔見知りもいて……という生活をおくっていたんですよ」
佐藤さんが競馬を楽しんでいた1980年代から'90年代は、シンボリルドルフ、オグリキャップなどの名馬が覇を競い合う時代だった。そして'87年には武豊がデビュー。競馬が若い世代、女性に対しても人気が広がっていった時と重なる。
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photograph by Shunsuke Imai
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