そのポテンシャル、やはり特大――と、言っていい。6月シリーズで日本代表に初めて招集された伊藤洋輝(シュツットガルト=ドイツ)である。
デビュー戦の相手はパラグアイ。左サイドバックで先発し、途中からはセンターバックに回って、ベンチの期待に沿う働きを見せた。
高さ、強さ、速さの三拍子がそろった守備対応は上々。いわゆるデュエル(1対1)の安定感も、1年間、ドイツ・ブンデスリーガで揉まれただけのことはある。
ただ、この人の強みは「総合力の高い守備者」というだけに留まらないことだ。左足から放つパスは非凡の一語。ビルドアップの起点としても別格の力を持っている。
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photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA