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[米国からの告白]アントニオ・ニエベス「井上に敗れて得た自信」

2022/06/18
1987年5月25日、米国生まれ。アマチュアを経て2011年プロデビュー。'16年6月にWBO北米バンタム級王座獲得。同年秋に姉を殺人事件で失った。163cm。25戦20勝(11KO)3敗2分
米デビュー戦の相手となったのは異色の銀行員ボクサー。井上の異次元の強さは彼のキャリアにも大きな影響を及ぼした。

 今ではアメリカのファンの間でも名が通った井上だが、まだ無名の“YouTubeセンセーション”だった頃、初の渡米戦の相手を務めたのがアントニオ・ニエベス(アメリカ)だった。

 2017年9月9日、当時スタブハブ・センター(現ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク)と呼ばれていたカリフォルニア州カーソンの屋外会場で、WBO世界スーパーフライ級王座を保持していた井上と相対した。すでにバンタム級で実績を積んでいたニエベスは、対戦オファーを受け取った際のことを「井上は連続KOを続けていましたが、1つ下の階級でのこと。私の方がサイズでは勝っていて、彼のパワーがどれだけのものか試してやろうと思っていた」と5年前の記憶を紐解いた。

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photograph by Getty Images

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