153cm・53kgのSH津久井萌を筆頭に、小柄なサクラ戦士たちが火花散るタックルを炸裂させ、素早く起き上がっては次のタックルに備えた。スクラム、ラインアウト、ブレイクダウンで、体格が上回る相手からボールを奪い、23歳の大塚朱紗、20歳の今釘小町がコントロールされたキックを相手防御の背後に蹴り込み、次のチャンスを切り開いた。
5月10日、南半球から届いたサクラフィフティーンの戦いぶりは美しく感動的だった。世界ランク12位の日本が、同5位のオーストラリアを、敵地で12-10で撃破。男子でいえば、2015年W杯で南アフリカを破った勝利に匹敵する歴史的金星だ。
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photograph by Nobuhiko Otomo