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大金星! 気鋭の指揮官のもと進化を遂げる女子15人制代表。

2022/06/11
現役時代は'06年、'10年W杯のカナダ代表に選出。現職就任前は、7人制女子日本代表のスポットコーチも務めた

 153cm・53kgのSH津久井萌を筆頭に、小柄なサクラ戦士たちが火花散るタックルを炸裂させ、素早く起き上がっては次のタックルに備えた。スクラム、ラインアウト、ブレイクダウンで、体格が上回る相手からボールを奪い、23歳の大塚朱紗、20歳の今釘小町がコントロールされたキックを相手防御の背後に蹴り込み、次のチャンスを切り開いた。

 5月10日、南半球から届いたサクラフィフティーンの戦いぶりは美しく感動的だった。世界ランク12位の日本が、同5位のオーストラリアを、敵地で12-10で撃破。男子でいえば、2015年W杯で南アフリカを破った勝利に匹敵する歴史的金星だ。

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photograph by Nobuhiko Otomo

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