近頃、シェフチェンコの姿をよく目にする。ロシアがウクライナに侵攻してからというもの、彼はかつてプレーしたイタリアやイングランドのメディアに頻繁に出演し、母国ウクライナの惨状を伝えている。
イタリア国営放送RAIに出演した際には涙を流しながらウクライナの現状を語った。母親や姉がウクライナ国内にいること。人道回廊はロシア軍に攻撃され、退避しようとする方が危険なこと。食料はなく、電気も通っていないこと――。
「たくさんの戦闘があった。僕が若い頃練習していた町も爆撃された。みなさん、どうか助けてほしい」
コッパ・イタリアの試合では、古巣ミランのサンシーロ・スタジアムのスクリーンに「僕らウクライナ人が望むのは平和だけ」と動画でメッセージを流した。
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