#1048
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[各界からのラブレター]今年はこんな大谷翔平が見たい!――増田俊也「超人に望む圧倒的パワーアップ」

2022/04/01
1965年11月8日、愛知県生まれ。'12年、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅賞受賞
常識を軽々飛び越える彼ならどんな願いも叶えてくれるはず。シーズン開幕を待ちきれない、大谷ラバーズ有名人たちの熱~いエールを一挙公開!

 中学までは野球部だったが高校と大学ではパワースポーツの柔道部に所属したので、どの競技を見ていても選手のフィジカルに眼がいってしまう。

 だから大谷翔平の193cmのサイズだけでわくわくしてくる。体重はファイターズに入団したときに86kg、MLB移籍時には97kgまで増えており、その後はこの前後を行ったりきたりである。しかし渡米後数年で数字以上にボリューム感が増したと感じるのは私だけではないと思う。

 肩甲骨まわり、腰部、臀部、太股の太さ、スポーツ選手にとって最も重要な部位の筋肉が丸みを帯びてきている。

 巻尺でサイズを測ればここ2~3年は大して変化はないかもしれない。しかし継続的なウェイトトレーニングが彼を体の中心軸から練り直している感がある。パワーの増加を彼自身が体感し、それが自信となり、表に出ている。ライオンの雄2頭が向き合うと、たてがみの大きさや色の濃さ、そして何より佇まいで互いに強さを測りあうという。大谷が最も変わったのはまさにこの佇まいかもしれない。

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