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「勧誘」――門戸は広く。土俵にある可能性。

2022/02/17
昨年12月8日、親方とともに母校の東洋大牛久高校で入門の記者会見を行った花房(左)

 初場所は、関脇御嶽海関の優勝で幕を閉じましたが、わが二所ノ関部屋からは花房が出世披露をさせていただきました。

 花房は茨城県の東洋大牛久高校の相撲部出身。私が茨城出身という縁もあり、2019年に引退した時から、彼の相撲を見ています。真面目で、人一倍汗をかき、突き押しが得意。基本的に馬力相撲が花房の持ち味で将来が楽しみです。

 ただし、アマチュア相撲と大相撲では育成法に違いがあります。特に、体については十五日間戦うための「大相撲仕様」の体を作っていかねばなりません。花房は高卒ですから3年ほど時間をかけ、これまで連載でご紹介させていただいたトレーニングや栄養面での知識を高めつつ、基本動作をみっちり仕込んでいきます。特に四股、腰割り、すり足といった基本的な動きには、強くなれるエッセンスが詰まっています。

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photograph by Keiji Ishikawa

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