「桐蔭さんは……目標です。どうやったら勝てるのか、この4年間ずっと考えてきました」
3月31日に行われた全国高校選抜ラグビー決勝、大会4連覇を目指した桐蔭学園を46-31で破り、5年ぶりの優勝を飾った東福岡・藤田雄一郎監督は言った。準決勝で戦った東海大仰星とは、花園の準々決勝で後半48分まで死闘を演じた仲で「身内みたいな感覚なんです」と苦笑したあと口にした言葉だった。
“ヒガシvsトーイン”といえば、布巻峻介と松島幸太朗がいた'10年度の花園決勝、31-31の死闘ドロー両校優勝が名高い。だがその後、翌年度の花園は準々決勝で、'14年度と'16年度は春の決勝で戦い、すべて東福岡が勝利。なかなか勝てず、苦汁をなめていたのは桐蔭学園の方だった。
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photograph by Nobuhiko Otomo