豪州・メルボルンで極めて困難な挑戦が続いている。新型コロナをほぼ完璧に封じ込めた豪州に、わざわざ世界中から人を集めて四大大会を開こうというのである。地元では大会を中止すべきとの声もある。昨年の全米と全仏は現地で感染拡大が続く中での開催だったが、難しさはそれ以上かもしれない。入国する選手、関係者は14日間の隔離が必須となった。渡航はチャーター機に限定、世界各地から15便を飛ばせた。現地入りする人の数を減らすため、予選は急きょ、他国で行なうことにした。それでも、1200人もの選手、関係者を受け入れ、隔離措置を施す大プロジェクトになった。
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