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甲子園中止で球児に寄り添う 西武・山川穂高のつぶやき。

2020/06/09
山川(左)は富士大に進学し、2014年にドラフト2位で西武に入団。昨季は43本で2年連続の本塁打王に輝いた。

 夏の甲子園と地方大会が中止になった直後、何人ものプロ野球選手が高校球児へいろんな形でメッセージを伝えた。その中に、山川穂高が自身のツイッターで発信したこんなフレーズがあった。

「よく森(友哉、大阪桐蔭で甲子園出場4度)と高校時代の話をします。甲子園で活躍したとか、打ったとかの話は少なく、実は甲子園に出るために、甲子園で勝つためにどれだけ努力できたかの話がほとんどです」

 山川は「どう言っても綺麗事にしか聞こえないと思うし、当事者でなければその悔しさや苦しみを味わうのは無理」とコメントする一方、甲子園を目指した日々にこそ価値がある、だから今までの努力は無駄ではないと感じさせてくれるエピソードを披露したのだ。直接的な力のある言葉ではなく、考えるきっかけとなるわかりやすい言葉の力で、彼なりの想いを伝えようとしたのである。

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photograph by Hideki Sugiyama

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