ジャ・モラントという名前を聞いても、熱心なNBAファン以外はピンとこないかもしれない。去年6月のNBAドラフトで、八村塁より7つ前、全体2位で指名された選手と言えば思い出す人もいるだろうか。同じメンフィス・グリズリーズに所属する渡邊雄太が背番号12を譲った話に聞き覚えがある人もいるかもしれない。
もっとも、一度でも試合を見たことがあれば、モラントのプレーは強く印象に残っているはずだ。ルーキーながらにポイントガードとしてチームを率い、ドリブルで相手を翻弄したかと思えば、アグレッシブにゴールを攻め、味方に鋭いパスを出し、時には自ら豪快なダンクを叩きこむ。引き付けられるプレーの連続だ。1月7日時点で平均得点(17.8)、平均アシスト(6.6)ともにルーキーの中でトップで、新人王の最有力候補でもある。
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