笑顔と恐怖の複雑な関係を見事に描いたのは今年のヒット映画「ジョーカー」だった。
緊張すると場違いな場面で笑い出してしまう中年の大道芸人・アーサーは、周囲に疎外され、次第に行き場を失う。そうしてやがて悪のカリスマ・ジョーカーへと変貌していく。その悲しげな笑いが、次第に狂気を帯びる様を見事に演じたのがアーサー役のホアキン・フェニックスだった。
人間のダークサイドを描いた名作だったが、そんな映画の世界でなくとも、笑顔の裏側は複雑である。喜びだけではなく様々な感情が交錯するのは、スポーツの世界でも多く見られる笑顔の光景だ。
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photograph by KYODO