今季のトレード期限を迎え、各球団のポストシーズンへの布陣がほぼ固まった。中でも、大補強に成功したアストロズが、2017年以来2年ぶりの世界一へ向けて、盤石の戦力を整えた。
最大の目玉として、'09年サイ・ヤング賞の右腕ザック・グリンキーをダイヤモンドバックスから獲得した。さらに、'16年最優秀防御率のアーロン・サンチェスと救援右腕ジョー・ビアジーニをブルージェイズから、強肩捕手のマーティン・マルドナドをカブスから獲得するなど、課題とされていたバッテリーに厚みを加えた。常に冷静なジェフ・ルーノーGMが、入団発表の際、「次の優勝へベストチャンスが広がった。グリンキーには最後の大一番で投げてほしい」と、珍しく興奮気味に話すほどだった。
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