東京五輪の新競技であるスケートボードの女子パークに、若き金メダル候補が誕生した。6月13日から16日まで米国で行なわれたデュー・ツアーで中学1年生の岡本碧優(みすぐ)が63.16で初優勝。東京五輪につながる予選大会で昨年の世界選手権金銀メダリストである四十住(よそずみ)さくらと中村貴咲、さらに本場米国などのトップスケーターらも抑えて頂点に立ち、世界をアッと言わせた。
「優勝できるとは思っていなかったので、びっくりしました」。本人も驚きを隠せない様子だが、滑りのインパクトは結果通りだった。持ち味であるスピードやエアーの高さが際だっていた。中でも圧巻は空中で斜め軸で体を1回転半させる「バックサイド540」。女子選手が公式戦で決めたのは世界初だ。
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