チャンスは逃さない。
そんな気魄が伝わってくるパフォーマンスだった。
4月27日、秩父宮ラグビー場で行われたウルフパック対ウェスタン・フォースは、W杯まで5カ月を切ったラグビー日本代表候補の数少ない強化試合。その貴重な舞台で輝いたのは、2人の司令塔候補だった。
先発SOの松田力也は、開始直後に自陣から攻撃的なショートキックをCTB梶村祐介に送る。これは惜しくも通らなかったが、チームは前に出る勢いを得た。松田は8分に先制PGを決めると、13分にはHO坂手淳史が飛び込んだ左隅から、17分にはWTBレメキロマノラヴァが突き抜けた右隅から、ともに難しいコンバージョンを成功。後半7分にはインゴールへの絶妙なキックパスでWTB福岡堅樹のトライもアシスト。さらにゴールキックは9度蹴ってすべて決めて見せた。
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photograph by Nobuhiko Otomo