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ここ2年足らずで初優勝が7人。 BIG4の独占崩れたマスターズ。 ~錦織圭も「チャンスはある」~

2019/04/07
インディアンウェルズではオーストリアの25歳、ティームが初戴冠。ランキングは自己最高タイの4位に浮上。

 男子ツアーで四大大会に次ぐ格付けのマスターズ1000シリーズ(以下MS)は今年が創設30年目となる。四大大会は別格だが、年間9大会のMSは全選手の目標であり、名誉のタイトルだ。今季最初のMS、インディアンウェルズでは、ドミニク・ティームが決勝でロジャー・フェデラーを破りシリーズ初優勝、「グランドスラムをとったような気分だ」と感激をあらわにした。次のナンバーワン候補の一人だが、四大大会では'18年全仏の準優勝が最高、MSでも決勝で0勝2敗と、あと一歩で頂点に手が届かなかった。ツアー11勝を挙げていたが、決勝でトップ10選手を破ったのは初めてだ。苦手と見られていたハードコートで成し遂げたMS初優勝で、ひと皮むけるだろう。

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photograph by Getty Images

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