【日本サッカー協会専務理事】
段階的な組織改革に取り組んでいる日本サッカー協会に、昨年“プロ経営者”が加わったことをご存知だろうか。就任から約1年が経った須原専務理事に、外から見た、中から見た協会、そしてこれからの役割について聞く。
段階的な組織改革に取り組んでいる日本サッカー協会に、昨年“プロ経営者”が加わったことをご存知だろうか。就任から約1年が経った須原専務理事に、外から見た、中から見た協会、そしてこれからの役割について聞く。
優秀な経営者を外部から登用することは、成長の最大化を追求する民間企業では当たり前に行われている。だが、日本のスポーツ統括団体に目を向けると、経営者的な視点を持たない人物が役員を占めていたり、競技経験がなく現場のことを知らないお偉いさんが権力を握っていたり……。Bリーグ発足前の日本バスケットボール協会の内紛や、日本ボクシング連盟幹部を巡る不祥事は、いびつな組織構造が招いた出来事であろう。
'18年3月に日本サッカー協会（JFA）の専務理事に就いた須原清貴さんは、キンコーズ・ジャパン、ドミノ・ピザ ジャパンなど、数々の企業で改革を行ってきた“プロ経営者”だ。日本のスポーツ統括団体の役員としては極めて異色の人材である。
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photograph by Satoshi Ashibe
