#970

記事を
ブックマークする

選手権10連覇ならずとも、 色褪せない帝京大の偉業。 ~主力が変わる大学ラグビーで勝ち続ける価値~

2019/01/22
天理戦後涙ぐむ選手たちに「これまでたくさんの相手を泣かせてきたんだ。今日は泣け」と帝京の岩出監督(右)。

 スポーツに永遠はないんだな。そんな当たり前の思いが頭をよぎった。

 新春2日の秩父宮ラグビー場。大学選手権準決勝で、10連覇に挑んでいた帝京大が天理大に敗れ、大記録にピリオドが打たれたのだ。

 帝京大が初優勝を飾ったのは2009年度。今の大学1年生は小学4年生だった。ライバル校の監督からは「今の子は、帝京以外が勝ったのを見たことないんです」という言葉を聞いたことがある。大学選手権の連覇記録はそれまで同志社大が3連覇を一度達成したのが最長だった。主力が毎年入れ替わる大学スポーツで、9連覇は規格外の偉業だった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Nobuhiko Otomo

0

0

0

前記事 次記事