この日の会見も謝罪から始まった。9月3日、日本バスケットボール協会は13日と17日に行われるW杯アジア2次予選2試合に向けた男子代表候補24選手を発表。本来、試合に向けての意気込みを語る場だったが、直前のアジア大会中に発覚した代表選手4人による買春問題の影が大きくのしかかっていた。東野智弥技術委員長とフリオ・ラマスHCは「責任を感じている」と頭を下げた。
事件がなければ明るい話題であふれるはずだった。アメリカで活躍する2選手、渡邊雄太(NBAメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約)と八村塁(ゴンザガ大)が初めて揃って出場できることが発表になった。オーストラリアのNBLブリスベン・ブレッツと契約したばかりの比江島慎も、大会に向けて帰国し、「今までで一番強い日本を見せることができると思う」と自信をのぞかせた。
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