平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベデワ(ロシア)が、羽生結弦のコーチであるブライアン・オーサーの下に移ることを発表した。ロシア女子のエースがカナダ人コーチに師事するという異例の選択だけに、驚きのニュースとして伝えられた。
しかしオーサーを知る人にとっては、彼女を受け入れることを決意したオーサーの選択のほうが驚きだ。羽生を五輪連覇に導いたオーサーは、今や世界で最も指導を受けたいコーチとして依頼が殺到している。そのなかでメドベデワは世界選手権連覇の実績があり、コーチは「優勝させて当然」という重圧を背負うことになる。すでに実績のあるオーサーにとって、彼女を受け入れた理由は何か。
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photograph by Asami Enomoto/JMPA