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機に臨み、変に応ずる仙台。日本代表も参考にすべき!?~個性ではなく、対応力で戦う~

2018/04/25

 何かに特化はしない。それが強みだろうか。渡邉晋監督の率いるベガルタ仙台だ。J1第8節終了時点で4勝3分け1敗。勝ち点15を稼ぎ、2位につけている。成績もさることながら、その戦いぶりが興味深い。

 カウンターとポゼッション、ハイプレスと守備ブロック。これを相手のレベルやスタイル、戦況や点差などに応じて、上手に使い分けている。機に臨み、変に応ずる戦い方だ。


 フォーメーションの微調整も抜かりが、ない。3バック・システムは不動も、中盤から前線にかけての並びは、相手次第で変えていく。前からハメやすくするためだ。

 例えば相手の陣形が4-2-3-1なら、3-1-4-2。後ろの6人でビルドアップを試みる相手に対し、同数で前から圧力をかけていく。相手は最後尾のGK以外、ボールを逃がす場所がない。

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photograph by J.LEAGUE

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