10月の全日本テニス選手権でプロ2年目の高橋悠介が優勝した。大会直前に20歳になったばかり。昨年、18歳で王者になった綿貫陽介に続く若手の優勝で、世界への登竜門としての大会の存在価値がより明確になった。
本命からの優勝と言っていいだろう。今年は下部ツアーで3大会に優勝、楽天ジャパンオープンでは予選を突破し、初めて本戦に出場した。驚くような戦績ではないが、プレーの進化が著しい。動きが速く、俊足を生かして拾うだけでなく、攻められても返球が甘くならない。優位に立てば、クロスにダウンザラインに、いずれもサイドライン近くに厳しいボールを打てる。同年代のアレクサンダー・ズベレフと同じように、動きの速さと攻めの早さ、厳しさを持っている。
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photograph by Hiromasa Mano