「2017ヤングジョッキーズシリーズ」は、NAR(地方競馬全国協会)とJRAのコラボ企画。地方と中央の垣根を取り払い、減量特典が残っている見習い騎手全員に出場権があるというのが新しい。トライアルラウンド(TR)と銘打たれた予選は4月26日の高知を皮切りに、笠松、川崎、名古屋、佐賀、門別、盛岡、金沢開催までが終了。残りは船橋、園田、そして11月22日に行われる浦和が最終戦で、そこまでのポイントの平均値でファイナルラウンドの出場騎手が決まる。
札幌で盛り上がった「ワールドオールスタージョッキーズ」は、4レースを戦ったポイントの合計で勝負を決めるイベントだったわけだが、若手騎手たちの戦いは長丁場ということもあり、ポイントの平均点で争われている。つまり1着で30点を取っても、10着以下なら1点で順位は大きく下がる。たとえクジ運に恵まれなくても、精一杯頑張っていい着順を拾い続けた者に予選突破の道が開かれる仕組みだ。JRAから、美浦10人、栗東12人の22人、NARから、北海道・岩手が6人、南関東8人、西日本地区10人の24人、合計46騎手が参加。トライアルで上位の成績を収めた、JRA、NARのそれぞれ7人ずつが、12月27日の大井、28日の中山で行われるファイナルラウンドに進出することができる。
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photograph by Shiro Miyake