#931

記事を
ブックマークする

不振に苦しむ小林誠司。WBCのときの余裕を。~リードという正解のない世界で戦うために~

2017/07/18

 WBCを描いた映画『あの日、侍がいたグラウンド』を見た。スクリーンの中でひときわ輝いていたのが、打って、守って躍動するキャッチャー、小林誠司だった。

 一次ラウンドのオーストラリア戦。5回途中で降板した菅野智之の後を受けてマウンドに上がった岡田俊哉が、異様な雰囲気に呑まれたせいでストライクが入らない。ボール球が6球続いたところで、小林がマウンドへ駆け寄った。そこで岡田にこう問い掛ける。

「ストライクが取れる球種は何?」

 しかしその問いに、岡田は反応できなかったのだという。すると小林は、こう言った。

「とにかく大きく構えるから……」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by KYODO

0

0

0

前記事 次記事