マイアミ・マーリンズが、イチローに対する2017年のオプション(選択権)を行使し、契約延長することを発表した。公式戦が終了したわずか3日後の10月5日(日本時間6日未明)、デービッド・サムソン社長、マイケル・ヒルGM兼編成本部長らが本拠地で会見。来シーズンを43歳で迎えるベテランに対し、今季と同年俸の200万ドル(約2億円)にインセンティブ(出来高)が伴う内容で、2018年のオプションを球団が持つ、異例の契約が明らかになった。
今シーズンのイチローは、ピート・ローズが持つメジャー最多の4256安打を日米通算で超え、メジャー3000本安打を達成した。「目を疑う」と表現した昨季に比べ、71打数減にもかかわらず、4本増の95安打、打率は2割2分9厘から2割9分1厘と、2010年以来の高い数字を残した。ドン・マッティングリー監督が「外野のすべてを守れるし、我々が望むどんな役割でもこなしてくれる」と話したように、外野の控えとして不可欠な役割を果たした。
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photograph by Yukihito Taguchi