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<強豪を撃破、ベスト4進出> 男子セブンズ「ジャイアントキリング、再び」

2016/08/29
昨年の15人制W杯での快挙に続けとばかりに、初戦からNZ相手に番狂わせをやってのけた男子セブンズ。メダルにはあと一歩及ばずも、世界に確かな爪跡を残した。

「非常にいい組に入ったと思う」

 6月29日、リオ五輪代表選手団発表会見の席で、男子セブンズ日本代表の瀬川智広HCは、この日決まったばかりの五輪のプール分けについて、そう言った。

「ニュージーランド(NZ)は世界一だけどオーソドックスで、対策を立てやすい。イギリスは混成チームなので、我々の組織プレーで十分対抗できる。ケニアはワールドシリーズで優勝したこともあるけれど、出来にムラがあるし、我々が勝ったこともある。決勝トーナメントに進出して、ぜひともメダルを獲得したい」

 大風呂敷を広げたな……そう思った人もいたかもしれない。だが、8月9日昼過ぎ、日本時間の10日未明、リオデジャネイロで演じられた14分間の戦いは、世界のスポーツ界に衝撃を与えるものだった。

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photograph by Ryosuke Menju/JMPA

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