これまで僕はアスリートから沢山の“学び”を得てきたが、今回はリオ五輪に出場し頂点を狙う19歳、体操の白井健三さんからいただいた“学び”を、ぜひ皆さんと共有したい。
自分の名のついた床運動の新技「シライ3」を試合でトライするという健三さんに“自分にとっての武器”を聞いてみた。世界選手権で金を獲った「床」あるいは彼の代名詞「ひねり」という答えだろうと予想していたのだが……。
「勇気だと思います」
勇気?
「技を試合で使う勇気です。失敗が怖くて試合では低い難度で演技をやってしまいがちです。でも僕は試合で上手くなっていく方で、普段の練習ではある程度の力しか出ないけど、試合でトライすると思いがけなく力が出る。その時にいい形が出るんです、やっぱり」
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photograph by Asami Enomoto