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互いの違いを認め合う、サンダーの“最強コンビ”。~デュラント&ウェストブルックが衝突し、相棒になるまで~

 コンビは必ずしも、似たもの同士である必要はない。

 オクラホマシティ・サンダーを率いる、2人のスーパースター、ケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックは、出身地も、性格も、プレースタイルも、まったく違う。西海岸のロサンゼルス近郊で生まれ育ったウェストブルックと、東海岸のワシントンDC近辺で生まれ育ったデュラント。一本道を猪突猛進するウェストブルックと、周囲を気遣い、調和を大事にするデュラント。パワーやスピード、アグレッシブさで相手を圧倒するウェストブルックと、技を磨きあげる職人のデュラント。

 2人がチームメイトになったのは共に20歳の夏。勝ちに対するこだわりが2人を結び付けていた一方で、その競争心のために衝突することも多かった。共にオールスターに選ばれ、MVP候補として認められるようになると、周囲からは、どちらが一番手であるべきかなどと、まるで、どちらか片方を選ばなくてはいけないかのような雑音も聞かれた。

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photograph by Getty Images

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