毎年、ペナント争いの終盤戦を占う上で注目される、トレードデッドラインの7月31日。今年、球界全体を驚かせたのは、トロント・ブルージェイズだった。7月28日、ロッキーズから大砲トロウィツキー、球界最年長救援投手のホーキンスを獲得した時点では、借金1と勝率5割に満たない状況だった。
だが、そのトレードは、あくまでも序章に過ぎなかった。期限直前には、タイガースから大物左腕プライス、マリナーズから中継ぎ右腕ロー、フィリーズから俊足外野手リベアを次々に獲得した。さらに、期限後にもウェーバーを通して、ダイヤモンドバックスから万能野手のペニントンを補強するなど、プレーオフ進出へ向けて電撃的に陣容を整えた。
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