#880

記事を
ブックマークする

名脇役として晴れ舞台へ。リビンストンの“復活”。 ~大怪我乗り越えNBAファイナルへ~

ウォリアーズとの契約は3年。大怪我以降、耐えに耐えてようやく見つけた“居場所”だ。

 11年前、ショーン・リビンストンはレブロン・ジェイムズのすぐ後を追いかけていた。ジェイムズが高校卒業と同時にNBA入りした1年後の'04年に、同じく高卒後にNBA入り。ジェイムズほど圧倒的ではなかったが、同年代の中では頭ひとつ抜けたサイズと能力を持ち、クリッパーズに4位でドラフト指名された。将来のオールスター選手として期待されており、自分でも、何でもできると思っていたという。

 世界が一変したのは'07年2月。何ということのない速攻からのレイアップの着地に失敗し、膝のほぼすべての部位を断裂や脱臼する大怪我を負った。選手生命の危機にさらされただけでなく、故障直後には足を切断する可能性さえあったほどだ。まだ21歳の時だった。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yukihito Taguchi

0

0

0

前記事 次記事