#878

記事を
ブックマークする

藤生恭子(ウグイス嬢)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~

2015/06/17
 スタジアムに響きわたる澄んだ声は、試合の円滑な進行に欠かせない。美声の主が歩んだ茨の道とは?

 球場に鳴くウグイスの音色は涼しげだ。照りつける陽射しの下で耳にするウグイス嬢の声は、野球観戦の清涼剤である。

 藤生恭子さんはプロのウグイス嬢として活躍するかたわら、日本唯一となるウグイス嬢を養成するアナウンススクールを運営している。「こどものころから野球が大好きで、野球関係の仕事に就くのが夢でした」という藤生さんにとって、いまの仕事は天職だろう。

「でも、最初からウグイス嬢を目指していたわけではないんですよ。大学卒業後に働いたのは日刊スポーツの記録部という部署。記者が取材現場から送ってくる野球やサッカー、競馬などのデータを紙面掲載用にまとめる仕事でした。仕事は楽しかったけど、わたしも現場に出てみたいなと思っていたときに、ネットでラジオパーソナリティ募集の記事を見つけた。これは面白そうだと応募したんです」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by photographs by Satoshi Ashibe

0

0

0

前記事