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ヤマハ初Vを叶えた大田尾竜彦の金言。 ~解散危機を知る33歳、不屈の心~

2015/03/27
日本選手権決勝でも最前線のコンタクトから最後尾のバッキングまで、大奮闘した大田尾。

 シーズンファイナルとなる日本選手権決勝。半年に及ぶ激戦を物語る荒れた芝の上でコブシを突き上げたのは、サックスブルーのジャージーだった。

 ヤマハ発動機15-3サントリー。52回を数える日本選手権で、新たな王者が誕生したのは2007年度の三洋電機(現パナソニック)以来だ。

 首都圏や京阪神など大都市圏のチームが多いトップリーグにあって、本拠地は静岡県磐田市。1982年の創部もラグビー強豪では際立つ若さだ。

 そしてヤマハにはもうひとつ、他の上位チームにはない経歴があった。それは、廃部の危機を乗り越えたという過去だ。

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photograph by Yuuri Tanimoto

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