シーズンファイナルとなる日本選手権決勝。半年に及ぶ激戦を物語る荒れた芝の上でコブシを突き上げたのは、サックスブルーのジャージーだった。
ヤマハ発動機15-3サントリー。52回を数える日本選手権で、新たな王者が誕生したのは2007年度の三洋電機(現パナソニック)以来だ。
首都圏や京阪神など大都市圏のチームが多いトップリーグにあって、本拠地は静岡県磐田市。1982年の創部もラグビー強豪では際立つ若さだ。
そしてヤマハにはもうひとつ、他の上位チームにはない経歴があった。それは、廃部の危機を乗り越えたという過去だ。
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photograph by Yuuri Tanimoto