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<米国育ちの“日本人”として> 加藤豪将 「僕の野球で、メジャーへ挑む」

2015/01/30
ヤンキースに2巡目指名を受けた衝撃のドラフトから1年半。
日本で無名だった高校生は今、マイナーでの奮闘を続けている。
2つの国籍をもつ青年の素顔と、メジャー昇格への思いとは――。

 シーズン中とは別人のようにたくましさを増した肉体が、2015年のシーズンへ臨む加藤豪将の決意を表していた。

 昨年10月に20歳になり、日本の慣習では今年、成人式を迎える年代。だが、21歳から飲酒が認められる米国で育った加藤に、「区切りの20歳」という感慨はない。その一方で、プロとして着実に階段を上がり、日々前進していることは少しずつ実感し始めていた。

「20歳と言われてもあまりピンと来ないですね。でも、去年の1年を振り返ると、少しは大人になれたかなとは思います。自分で野球をやっているのがうれしくて、野球をやってお金をもらえているというより、毎日フィールドに行って野球をやれているという楽しさの方が大きかったです」

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photograph by DYSK

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