フィギュアスケートのGPファイナルが12月11~14日、スペインのバルセロナで開催された。日本では羽生結弦の連覇が話題となったが、地元での人気は、羽生と共にトロントで練習するスペイン選手ハビエル・フェルナンデスが圧勝。羽生が「ハビエルへのすごい歓声を聞いて、アウェイの気分でした」と苦笑いしたほどだ。
そもそもスペインではフットボールやテニスが人気競技で、フィギュアスケートは競技そのものが知られていない。世界選手権2大会銅メダルのフェルナンデスは、彗星の如く現れたヒーローだ。
そこでスペイン五輪委員会は、同国初となる冬季五輪の招致を画策。2026年の招致に向けたキックオフのイベントとして、同国初の氷上競技大会の開催に踏み切ったのがGPファイナルだった。
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photograph by Daisuke Nakashima