「英国や日本のスタジアムを見習え!」スペインでは最近、そんな声が聞かれる。発端は11月末のA・マドリー対デポルティーボ戦で死傷者が出たことだ。この事件ではデポルの過激派ウルトラスのメンバーだったフランシスコ・ロメロ氏が頭部に損傷を負い死亡。サッカー協会やリーグ連盟、各クラブはスタジアムの安全のための規制作りに動いている。
英国を模範にするべきと叫んだのは、こちらもスタジアムの暴力問題に悩むイタリア出身のアンチェロッティ監督だ。伊、英、仏と欧州各国での指揮経験を持つ彼は事件後に「英国には暴力はなく、スタジアムには子どももいる。我々ラテン人が見習うべき文化だ」と率先して主張し、貴重な意見として受け入れられた。
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