9月18日、スコットランドで英国からの独立を問う住民投票が行なわれる。北海油田、通貨ポンド、負債、EUなど、独立によるメリットとデメリットが議論される中、国民の生活の一部となっているサッカーも投票の鍵を握っている。
元々スコットランドのサッカーファンはナショナリズムを意識する人が多く、ハンプデンパークで行なわれる代表戦では常にスタンドが紺色のスコットランド国旗で埋め尽くされる。
デイリーレコード紙が報じた世論調査では、国内2大クラブ、セルティックとレンジャーズのファンの過半数が独立賛成派との結果がでている。犬猿の仲にある2クラブのファンたちだが、少なくとも独立を巡っては団結。“オールドファーム・ユナイテッド”と呼ばれるこの動きはSNSなどを駆使して広がっている。2大クラブのファンは国内で数十万人にも及ぶ大票田で、彼らの意見は結果を充分に左右しうるのだ。
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