2020年に開催する東京五輪に向け、日本バレーボール協会が「Project CORE」の発足を発表した。15歳から22歳までの男女18名を「集中的に強化する選手」に定め、彼ら以外にも若年層の選手を発掘育成し、競技の普及までを視野に入れて活動する。
世界ランキング上位国では、有望選手が10代から代表入りを果たし、国際大会で活躍している。対する日本の選手は全日本入りが遅い。特に男子は深刻だ。今年度は12名が初めて全日本に入り、7名がワールドリーグに出場したが、最年少は21歳の山内晶大だった。7月20日に行なわれた決勝戦で優勝し、MVPを獲得したアメリカのT・サンダーは22歳。チームを優勝に導く働きを見せたサンダーに対し、全日本は山内に限らず、初めて代表戦に臨んだすべての選手が、まだまだ「経験を積んだ」レベルにすぎないのが現状だ。
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photograph by JIJI PRESS