NBAでは今、カナダが熱い。それを象徴する存在が、6月26日のドラフトでクリーブランド・キャバリアーズにトップ指名されたアンドリュー・ウィギンズだ。トロント生まれのカナダ人で、父は元NBA選手、母は元陸上選手で五輪メダリストというエリート・アスリートの血筋を引く、注目の選手だ。
カナダ人選手はウィギンズに限らない。昨季は8選手がNBAでプレーしていて、これはアメリカ以外の国では2番目に多い。今年のドラフトではウィギンズを含めて1巡目3人、2巡目1人、計4人のカナダ人選手が指名された。しかも、去年も首位指名はカナダ人選手だったから、2年連続でアメリカ人を差し置いて首位指名されたことになる。数だけでなく、質も上がってきている証拠だ。
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photograph by Getty Images