幸せだから笑う人もいれば、幸せになりたいから笑う人もいる。ドワイト・ハワード(ヒューストン・ロケッツ)の場合は後者だ。白い歯から歯茎まで見せるトレードマークの笑顔は、漫画のキャラクターのようで愛嬌があり、確かに、まわりを幸せな気分にさせるようなパワーがある。
「世の中にはネガティブなことが溢れているけれど、生きているだけですばらしいこと。僕らはロールモデルとして、ポジティブなことを広めるべきだ」と言う。
しかし、この数年はその笑顔が禍を呼ぶことも多かった。まわりから理解されず、「ヘラヘラ笑っていて真剣さが足りない」と批判もされた。意図に反して、笑顔を見せることで不幸せな状況に追い込まれるという悪循環にあった。
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