2013年の日本スポーツ界で、目の覚めるような活躍を見せ、新しい時代の到来を予感させた選手として、陸上競技・男子短距離の桐生祥秀(洛南高校)を挙げることができる。4月29日、織田記念の100mで日本歴代2位の10秒01。'98年の日本記録、伊東浩司の10秒00を破って今年中に日本人初の9秒台を出すのではないか。期待は高まって走るたびに注目された。
結局、9秒台は出なかったものの、高校3年生ながら桐生がすでに日本のトップレベルの選手であることは証明された。6月の日本選手権は10秒25(追い風0.7m)で2位。7月の高校総体は10秒19(追い風0.1m)で優勝。200mでも6月に20秒41を出して日本ランキング3位に入っている。
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photograph by Atsushi Hashimoto