ドーピング対策は世界的な問題だ。不正なき未来のために、地道な活動が続けられている。
彼ら・彼女らがいるからこそ、スポーツ界の公平性が保たれている。
1999年11月、ドーピングの世界的な監視網を築くべく、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が設立された。続いて日本でもJADAが立ち上げられ、文部科学省と力を合わせて、スポーツの高潔性の維持に尽力している。
イギリスの名門ラフバラ大学に留学していた山本真由美は、そんな“不正の番人”のひとりだ。JADAの一員として、国際会議のために1年の3分の1は海外出張。アスリートへの教育・啓蒙などのために、昨年は国内で175回も研修会を行なった。
「パンフレットの原稿を書いたり、国際会議で突然発言を振られたりと、何でも屋ですね(笑)。いかにアンチ・ドーピングがスポーツの発展、社会との関わりにおいて重要かを伝えるために、いろんな活動をしています」
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photograph by photographs by Shinya Kizaki