今年の日米球界では、二つのチームが長い長いトンネルを抜けた。日本の広島と米大リーグのパイレーツである。
9月25日の時点で、広島は中日との直接対決に勝って15年連続Bクラスに終止符を打った。1997年以来、16年ぶりのAクラス。球団史上初のクライマックスシリーズ進出を決めたのである。一方のパイレーツは昨年、20年連続勝率5割以下という米大リーグ記録を作ってしまい、プレーオフ進出も20年連続で逃していた。しかし今年は9月9日、82勝目を挙げて勝率5割クリアを確定。最終的には94勝をあげ、ナ・リーグ中地区2位となって、レッズとのワイルドカード・ゲームも6-2で快勝、地区プレーオフ進出を果たした。地区プレーオフではカージナルスに敗れたものの、2勝3敗とよい戦いを見せ、今季のチーム力を示した。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hideki Sugiyama