瀬戸大也が、バルセロナで行なわれた水泳の世界選手権、400m個人メドレーで金メダルを掴んだ。会場に響き渡る国歌。ロンドン五輪では競泳陣は戦後最多のメダル数だったものの、金メダルだけがなく、国歌が流れることはなかった。あるコーチは五輪の後、「金があるとないでは世界からの評価が変わる」と語っていた。国際大会での金の影響力は計り知れない。瀬戸の金メダルは、リオへの大いなる成果と言えるだろう。
瀬戸は昨年4月のロンドンの選考会で萩野公介、堀畑裕也に次いで3位となり、五輪切符を逃して涙を流した。そんな経験を積んだ瀬戸は今大会で強さを見せた。200m個人メドレーに出場すると、準決勝でベストタイムを出し7位入賞。800mフリーリレーでは、出場レースの多い萩野の代わりに予選でアンカーを務めた。
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photograph by AFLO