7月の酷暑のなか、満員御礼の垂れ幕が7日間も下がった大相撲名古屋場所。しかし、初めての綱取り場所として注目された稀勢の里は、7日目までに平幕の栃煌山、千代大龍、関脇豪栄道に敗れて早々に3敗。昇進の夢はかすかな余韻も遺さずに潰えてしまった。
それでも14日目の白鵬戦では、すでに13日目に26回目の優勝を決めていた横綱を寄り倒し、その連勝記録を43でストップさせた。会心の白星で来場所に綱取りの望みの糸をつなぐも、千秋楽には分の悪い相手、琴奨菊に完敗。11勝4敗の成績に終わり、綱取りは振り出しに。先場所の「すわ、初優勝なるか」に続き、またもやファンの期待を裏切る結果となってしまった。
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photograph by KYODO