フィル・ジャクソンが動き始めた。2年前にロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチを退いてからほとんど表舞台に出ることがなかったジャクソンが、5月に出版した著書『イレブン・リングス』の宣伝のために全米各地でテレビやラジオの取材を立て続けに受け、露出が増えている。
NBAヘッドコーチとして11回優勝したカリスマだけに、彼が話せば何でも大ニュース。マイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントの比較からレイカーズの戦い方への意見など、ジャクソンが語るだけで話題になるのだ。
最も注目のトピックは、ジャクソン自身の今後についてだ。コーチ復帰を待望する声は根強く、今春もブルックリン・ネッツをはじめ複数のチームから誘いがあったという。しかしジャクソンは「もうコーチに戻ることはない」と断言し、オファーは今のところすべて断っている。今年9月で68歳になるジャクソンは、ストレスが多く過酷なコーチング生活には戻りたくないのだという。
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