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6つの“数字”で振り返る 2012年のボクシング界。 ~プロアマ問わず目立った記録~

2012/12/21
約23億円のファイトマネーが飛び交う一戦で、英雄パッキャオに見事勝利したマルケス(右)。

 大晦日に5試合もの世界タイトル戦を残している現時点で、'12年のボクシングを総括するのはまだ早い。ここでは内外のリングで記録された「数字」によって1年を振り返ってみたい。

「48年」――ロンドン五輪ミドル級での村田諒太の金メダル獲得は、東京五輪の櫻井孝雄以来48年ぶりの快挙。日本人には絶対無理といわれた重量級の金はもっと高く評価されていい。その前日にバンタム級で清水聡が獲得した銅は、日本人ボクサーが手にした44年ぶりのメダルで、同一大会での複数メダル獲得は初のこと。

「12人」――3月にWBC世界S・フライ級王座を獲得した佐藤洋太は、協栄ジムから誕生した12人目の世界チャンピオン。この中には初代の海老原博幸や具志堅用高、途中で袂を分かった亀田興毅も含まれる。「世界チャンピオンメーカー」と豪語した金平正紀先代会長が育てたのは8人。その死後は息子の桂一郎会長がジムを受け継ぎ記録更新を続ける。

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photograph by Steve Marcus/BOXING BEAT

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